2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧
凄まじいというか、恐ろしいというか。この人の書く小説ってこんなのが多いなぁ。読み始めるとやめられないっていうか、途中で本を置かせない迫力があると思う。ただ、私には音楽に関する感性が備わってないので、書かれてることの意味はわかっても、感覚的…
訃報を聞くまでどんな作家か知らなかった。安かったのでドットブックで購入したんだけど、この本に関しては紙の本で読んだほうが楽しめみたい。 http://pdabook.jp/pdabook/bin/product.asp?sku=kd23p2&uri=http%3A%2F%2Fpdabook%2Ejp%2Fpdabook%2Fbin%2Fqfi…
怖い話なのかとおもいきや、とっても悲しい話だった。子供のころ狐狗狸さんで遊んだ覚えがあるけど、これ読んでたらとてもできなかっただろうなぁ。
こういう本だって知らずに読んだら怒るよなぁ。犯人はたぶんこの人だろうなぁと思い当たる人はいるんだけど、確かめられないのが悩ましい。
主人公が私の作者に対するイメージにぴったり。おそらくこんな人なんだろうと思う。 だんだん現実と主人公の意識のなかと区別がつかなくなってくるあたりは作者らしい手法だけど、いまいち迫力がない気がする。結局敵ってのは老いなんだろうか。
オチは予想できてしまったけど、とにかくキャラクターが愉快で面白い。読後も爽快感があって楽しめた。
出所後初の小説。相変わらず展開が速くて、場面の切り替えが多いので時々どっちがどっちだったっけ?となってしまった。かといってストーリのみでなく、きちんと魅力的なキャラを書いてるんだから不思議だ。
京極初挑戦。陰陽師っていうくらいだから、怖い妖怪とか出てくるのかと思いきや、至極まっとうなミステリだったのでびっくり。しかし説明が長いなぁ。どうりでこの人の本は厚いわけだ。でも面白いからよし。追記:図らずも京極さんが今日直木賞をとったらし…
検視官シリーズというよりは、けなげなケイとその他の人々シリーズって感じ。3年も引っ張っといてこれかい。ラストも中途半端だし、がっかり。
主人公は恐ろしいことをしているはずなんだけど、だんだん悲しい人に思えてくる。あまりに救いがなくてやりきれない。 これは、ミステリーではないよね。