十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫) 貴志祐介

多重人格やエンパス等、小説の題材としては決して珍しいものではなのに、ちっとも飽きさせない展開。非現実的なはずの真相も、科学的なアプローチや、震災をうまく交えることでリアリティが増している。でも、ちょっとラストが絶望的過ぎじゃありませんか。