2006-01-17 私が殺した少女 原りょう book は ★★★☆ 以前から気になってはいたんだけど、タイトルのせいで何となくしり込みしてた本。しかし、読んでみると意外と軽いタッチの話だし、主人公も憎めないキャラで結構楽しめた。でも落ちはちょっと無理があるかな。
2005-12-16 始祖鳥記 飯嶋和一 book あ ★★★★★ お上のやることは今も昔も変わらんってことだな。 ってなんかピント外れな感想だ。 幸吉が飛ぶとこより、塩商いの話の方が面白かったりして。
2005-11-15 時生 東野圭吾 book は ★★★ 子供を持つ親にはたまらん設定かも。 オチはわかっているのに、ここまで読ませるのはさすがです。 でも、やっぱり子供は親より長生きしなきゃ。なので星は三つ。
2005-11-07 少年時代 ロバート・R・マキャモン book ま ★★★★☆ マキャモン版スタンドバイミーといった趣だが、こっちの方が爽やか。 主人公の少年が先生と喧嘩して、両親にものすごく怒られるんだけど、少年の言い分は全く聞いてもらえないというシーンを読んでしきりに反省。私もこれやってるよなぁ。もっと子供の話を聞くようにしないと。
2005-08-17 三月は深き紅の淵を 恩田陸 book あ ★★★★☆ なんといってもタイトルが秀逸。ミステリアスで何故かぞくっとする。幻の本をめぐる複数の物語という設定も、本好きにはたまらない。第4章は、ちょっとタイトルに引きずられて懲りすぎてるような気がしないでもないが、作者の人物像が垣間見えてくるところはなかなか面白い。
2005-08-06 魍魎の匣 京極夏彦 book か ★★★★☆ 高くつくのは分かってるけど、電車で読みやすそうなんでついつい分冊版を買ってしまった。なんか無駄遣いしてる気がするけど、面白かったからいいや。 にしても、関口君は察し悪すぎ、まぁワトソン役だから仕方ないかとも思うけど、あまりにも鈍くってわざとらしいんだもん。
2005-03-13 終戦のローレライ 福井晴敏 book は ★★★★ 非常に重いテーマであるにもかかわらず、爽快感を感じさせるのは、スピーディな展開と魅力的なキャラクターたちのなせる技か。勧善懲悪ではなく、どちら側のキャラクターも自分の生き方を信じつつも、他者との繋がりを求める脆さを兼ね備えているところも説得力がある。 ちょっと残念なのは、若い男女の恋愛に重きが置かれているので、その分「イージス」に比べて物語にチープな印象が漂っていること。まぁ、その辺は好みによるだろうな。