2006-04-19 第三の時効 横山秀夫 book や ★★★★ 長編も面白いけど、やっぱりこの人は短編が断然良い。 登場人物達のぶつかり合いや葛藤、緊張感がストーリーと相まって絶妙の効果を発揮してると思う。 本格とはちょっと違うけど、読ませるミステリという感じ。
2006-04-12 空飛ぶ馬 北村薫 book か ★★★★★ 実は北村薫初挑戦なんですが、まさかこんなに面白いとは。 ひさびさにうーんと唸らせるミステリを読んだ気がする。 しかも文章がとても綺麗で、主人公やその周りの人たちもとてもいい感じ。 これははまるかも。
2006-04-04 イン・ザ・プール 奥田英朗 book あ ★★★ 天然なのか、意図してるのかよくわからない伊良部のキャラが、面白いんだけど、いまいち好きになれない。 笑えることは笑えるんだけど、展開がワンパターンだし。 読ませるし、うまいなぁとは思うけど、さほど印象には残らないって感じです。
2006-04-01 銀河ヒッチハイク・ガイド ダグラス・アダムス book あ ★★★★☆ いくらでもSF超大作に出来そうなストーリーを、コメディにしちゃってるところが何とも贅沢でいい。こういうばかばかしいお笑いって大好きです。
2006-03-29 クリスマスのフロスト R.D ウィングフィールド book あ ★★★☆ ありがちなキャラではあるけど、フロストのだらしなさっぷりが愉快な一冊。次から次へと事件が起こるので、結構長いけど飽きずに読める。 ただ、メインの事件については、勘を頼りに行き当たりばったりに行動したら、偶然解決にぶち当たっちゃったって感じなので、ちょっと消化不良かなという気がする。途中出てくる細々した事件は、センス良く解決してるだけに残念。
2006-03-11 レキオス 池上永一 book あ ★★★★☆ うわぁ、とにかくものすごい小説。でもせっかくこれだけ壮大な話なんだから、もっと書き込んだ方が良かったんじゃないかな、という気がする。場面の切り替わりが唐突過ぎて、「え、いつの間に?」と置いていかれることしばしば。って私がついていけてないだけか。 登場人物は相変わらず強烈なのばっかりだけど、おそらく目玉キャラであろうオルレンショー博士は、変態すぎてあんまり笑えなかった。私としてはやっぱりオバァターが好きさぁ。この人の書くオバァは最高だね。
2006-02-14 川の深さは 福井晴敏 book は ★★★★ 熱い男たちのドラマは実質デビュー作でも健在です。おじさま方が好きそうなテーマだよねー。いや、勿論私も好きなんですが。 ちなみに私の場合川の深さは腰まででした。