たのしい・わるくち 酒井順子 ISBN:416722805X
「負け犬の遠吠え」がなんだか話題な酒井さんですが、あちらはハードカバーなので、パブリで見つけたこちらを読んでみました。
女の人ってのは大抵見栄っ張りだから、悪口がたのしいなんて普通口が裂けても言わないもんなのに、これだけあからさまに自分のいやな女っぷりをさらけ出されると、あっぱれと言うしかない。この辺はWEBマガジン幻冬舎の連載にも通じるものがあって読んでて気持ちがいい。ホントは正直ないい人なのかも。でも、彼女なら「実は、それも作戦のうちなのよ」なんて言っても不思議じゃないな。
そういう私は、自分のことを棚に上げて、「そうそう、こういう女の人よくいるよねー」なんて頷いているのであった。