2004-12-04 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 コニー・ウィリス book あ ★★★★★ 猫にタイムパラドックスといえば、真っ先に思い浮かぶのは夏への扉だが、こちらも先の本に負けず劣らず面白い。何より文章のとぼけたテンポがたまらない。ニヤリとしたり、思わず噴出してしまうシーンが多々あって、電車の中で怪しい人になってしまった。 キャラクターも皆とても魅力的。特に猫のプリンセス・アージュマンドと犬のシリルが可愛い。お約束のように、主人公がそれに振り回されてるところも楽しい。ボートの三人男もぜひ読まねば。